区役所移転問題の取り組み

2011年8月5日 左京まちづくりのつどい

2011年08月05日

この間、左京のまちづくりに取り組み団体が連携するため「まちづくり連絡会」が作られてきましたが、その取り組みを交流するため、「つどい」が開かれました。
京都会館や岡崎再開発問題、高野北泉橋問題、岩倉出張所問題などなど、まちづくりを求める運動が新たな段階にきたことを実感しました。

2011年5月6日

2011年05月06日

区役所が松ヶ崎に移転した日。左京区区役所問題を考える会は、吉田区役所前でアンケート。次々と知らない人たちが来る。しかし、誰も市の案内がなく、僕らが案内する始末。「不便」の声が次々アンケート(シール投票)に。

2010年10月23日 私たちでつくるまちづくりシンポジウム

2010年10月23日

吉田区役所問題を考える会が呼びかけ、シンポジウムを開催しました。
これは、区役所移転先の松ヶ崎や岩倉出張所を残す運動をはじめ、区役所移転をめぐる運動の広がりの中、また、高野の元消防寮等の売却など左京のまちづくりにあたって大きな転機に来ているもとで、今後のまちづくりを自分たちの手で考えるために開かれました。
参加者は45人を超えました。
はじめに、京都自治体問題研究所の中林理事長から、講演をしていただいた後、質疑応答に続き、それぞれの運動団体から活動の交流などがされ、活発な討論となりました。
 松ヶ崎の住環境を守る会、松ヶ崎の架橋を考える会、北泉橋を考える会、岩倉出張所の存続を求める会、現区役所に文化施設をつくる会、吉田区役所問題を考える会、区役所移転問題を考える錦林・新洞の会、高野の売却に関連する高野団地の方などから、今後の取り組みについて意見交換。最後に吉田区役所問題を考える会の松田さんから「来春に区役所開設されるので、運動の連携とスピードアップを図ろう」として、「メーリングリスト作成と会同士の情報交換のためにも、二月に一度程度は交流会をもとう、また連絡会的に事務局機能も検討したい」と呼びかけられ、全体で確認されました。

2010年5月28日 区役所問題を考える会と区役所との懇談に21名

2010年05月28日

区役所総務課と市役所文化市民局の方々と、区役所問題を考える会の懇談が区役所3階で行われました。
吉田の会や文化の会、高野橋の架橋を考える会(準備)をはじめ21名が出席され、それぞれの要望をお伝えして、真摯な対応を求めました。
バス路線については、庁内で6回会議が開かれたと言われたものの、具体的な対策は全く白紙で秋ごろにはなんらかの形を示したい程度にとどまりました。粘り強い住民の支所機能を残すよう求めてきた運動に対しては「受け止めている」とはいうものの、「支所機能は難しい」「基本は売却」などと従来どおりの発言が続き、参加者から住民の意見が聞かれているのか、どう対応するのか、論議されているのか、などについて発言があいついだものの、それには答えられずじまいでした。引き続き、懇談することとなっています。

2010年2月27日 左京区南部のまちづくりを考えるつどい

2010年02月27日

教育文化センターで吉田区役所問題を考える会主催が主催して、左京区南部のまちづくりを考えるつどいを開催しました。
参加は、ビラを見て来たという方も含め、受付名簿に書いてあったのが42名。

 はじめに、京大岡田教授による、講演40分のあと質疑応答。講演は自治体の住民自治、地域住民主権という角度からの他市の例を京都市の例を比較しての課題、問題点、その解決のための住民の取り組みの大切さを語っていただきました。
 質疑では、松ヶ崎橋を考える会から「ややもすると、住民の運動は自分の利害だけのために動いていると後ろめたさがあったけれど、先生のお話を聞いて、住民の主権にかかわる、さらに街づくりにかかわる運動だとわかり、感銘した」と述べた上で、国の地方分権の流れと、自治体での総合区役所政などの集権化があり、そのせめぎあいはどこにあるのか、松ヶ崎住環境を考える会から、住民主権と議員の関係は、行政が住民にはからずに計画をすすめることをどう考えるか、錦林の方から地方分権と地域住民主権の違いは?など、今日の総合区役所政の本質的な問題にかかわる質問があいつぎ、最後は岡田先生がホワイトボードまで活用して、道州制の関西財界の狙い、民主党政権の「地域主権」の問題点、住民と議員の関係など、相当丁寧に展望もてる話をしていただきました。ものすごくうなずきながら、理解がふかまった様子でした。
7時すぎから40分の講義でしたが、その後8時15分くらいまで質疑と解説が続きました。
 その後、参加者から意見交換。松ヶ崎北泉橋松ヶ崎住環境考える会、高野架橋を考える会準備会、岩倉考える会、吉田児童館学童クラブ、区役所跡地に文化施設を求める会、共産党錦林後援会、富樫市議がそれぞれ、経験や思いを発言。錦林後援会アンケート結果には、みなさんすごく頷いておられました。また吉田学童の発言で、「学童横の駐車場にマンションでも立てば、児童館に全く日があたらなくなる。これまで区役所問題は関心と心配があったけれど、なかなか発信できてなかった。もっと協力して発信したい。役員会でも論議したい」との発言も感銘を呼びました。
 終了前に松ヶ崎架橋を考える会から「なぜいまさら橋を創るのか。車が増えて環境も壊れるし、10億あるなら、岩倉出張所や吉田区役所を住民のために使うべき」と発言。すると、高野の橋を考える会の方から、「私は20年前まで橋賛成だった。なぜなら40年前に橋ができるからと商店街に引っ越してきた。ところが商店がだんだんさびれ、いまさら橋つくって車がくるだけ。私も10億もあるなら、岩倉や吉田のために使ってほしい。橋はつくらないで」と。拍手がわきおこりました。閉会あいさつで、「ぜひ今後、こういう共同した取り組みを今後行いたいのですが」と提案すると、みなさん了承。
 終了後、松ヶ崎のかたが「すごくいい会だった。これは先延ばしにせず、すぐに1回2回と取り組みを広げましょう」と言われるなど、「左京区南部のまちづくり」でなく、「左京区全体のまちづくり」という内容の発展の大切さと、これまでの住民の粘り強い運動が共同する大切さを実感するものでした。
 会議終了後、吉田であつまり、今日の取り組みを全戸配布すること、それぞれの会にもそれを渡すこと、今後連携して役所申し入れなども検討すること、など検討しました。とくに全戸配布は知事選挙がありますが、3月初旬に完成させて行うことをきめました。

「吉田・区役所移転問題を考える会」シンポジウムが開催されました。(概要報告)

2008年08月02日

2008年8月2日(土)午後7時から、吉田自治会館に於いて、「吉田・区役所移転問題を考える会」シンポジウムが開かれました。暑い日にも拘わらず、遠方からの参加者も含めて、24名が参加しました。
 
 中谷さんの司会により開始されました。

 最初に、瀧本清彦氏(「吉田・区役所移転問題を考える会」の連絡責任者)より、「区役所移転問題の経過」と「吉田・区役所移転問題を考える会」アンケート結果報告が行われました。
○「区役所移転問題の経過」。2004年10月に、京都市が左京区新庁舎を松ヶ崎に建設する方針を公表しました。2006年4月に、基本計画調査費として、700万円が計上されました。2006年10月から、区役所当局が「ワークショップ」を計4回開催しました。最初から「松ヶ崎への移転ありき」の「ワークショップ」でした。そのような市・区当局の進め方に対する危機感が生じました。しかし、「ワークショップの報告」には、「区役所のあり方。・跡地の利用。・区役所機能の分散化」も検討事項として入っていました。2007年2月17日に「吉田・区役所移転問題を考える会」を発足しました。「住民合意のない左京区役所移転反対」と「説明会の開催」を求めた署名を集めました。1ヶ月で888筆の署名を集約し、3月19日に左京区長に提出しました。4月22日に左京区役所による「基本計画報告会」が開催されました。5月18日の「会」と区役所との懇談で、 「説明会の開催」を要求しましたが、受け入れられませんでした。結局、「出前トー ク」の形での「聴く会」を「会」の主催で行いました。70名以上の参加でした。2007年9月から区役所当局は、「みんなでデザイン」のワークショップを始めましたが、「区役所のあり方」の検討を無視された形で進められたので、「会」としては参加しませんでした。2008年1月16日から、「会」として「区役所アンケート」を開始しました。2月の市長選挙では、4人の候補者に公開質問状を出しました。7月17日に「会」と市・区役所当局者との懇談を行い、アンケートの結果を伝えました。市の文化市民局区政推進課の山崎課長が「要望としてつたえる」と回答しました。
○「アンケート回答結果」報告。2008年6月末までに、338通が回収されました。受取人払いの郵送が180通でした。
区役所当局は、2007年4月22日の「基本計画報告会」で、「区役所利用は年に1-2度」と言っていました。これは、住民票証明件数を世帯数で割った数字を根拠にしています。区役所の利用目的の回答では、「住民票」は1/3でした。従って、当局の数字の3倍以上の人が区役所を利用していることになります。区役所の利用回数は、「年に数度」の回答が63.9%ありました。移転計画を知らない人が半数ありました。特に、保健所の移転計画を知らない人が32.8%ありました。当局の説明が不十分という人が88.5%ありました。
「●区役所を移転させずに残す」に賛成の人が65.4%ありました。反対の人は12.1%でした。「●支所として残す」に賛成の人が67.4%ありました。反対の人は10.7%でした。伏見区には、区役所と2支所と2出張所があります。左京区は、区役所と北部の6出張所だけです。伏見区は、人口が多いから支所があるのだとの説明でした。伏見区の人口は左京区の1.7倍です。面積は左京区の1/4です。左京区南部位の面積です。伏見区役所は京阪の丹波橋の近くで、深草支所は藤森の近くです。京阪で2駅だけです。左京区南部に少なくとも支所があるのが当然だと思います。「●地域住民が利用しやすい施設として残す」に賛成の人が54.1%ありました。反対の人は10.4%でした。「●売却して市の赤字に補填する」に反対の人は44.7%ありました。「会」の活動を知っていた人は回答者の半数でした。1/3の回答者が住所・氏名を明記していました。

 続いて光永敦彦氏(府会議員)より「まちづくりと区役所のあり方」についての報告がありました。
「予定していた榎田さんが急用で来れなくなりました。一緒に勉強をしてきたので代わりに報告をします。レジメに従って報告します。」
●区役所の整備日程は、8月に入札が行われ、3社が応募しました。予定価格は50億2800万円です。10月中旬に落札者を決定し、平成21年より実施設計・建設工事着工の予定です。総事業費は変わり得ます。中規模ゼネコンが応募しています。
●左京区政の動きは、「左京区運営方針」に書かれています。「区役所運営の基本方針」では、区役所の中の「改革」だけが書かれています。「まちづくりの基本方針」では、左京区北部のまちづくりはあるが、南部のはありません。学童などは京都市の事業であります。区としてのハードな事業は北部以外にはありません。南部の問題は区の観点としてはありません。
●政令市区政の現状と課題。・「区制あって区政なし」です。形だけの区制だけで、まちづくりの視点がありません。・区長の権限がありません。休暇、欠勤、出張、等の承認、営利事業、時間外勤務の承認。50万円以下の損害賠償、50万円以下の寄付の受け取り、などだけです。・区長の権限を強化して、左京区のことを左京区民が考えられることが必要です。・書類受け取りだけの窓口だけではなく、まちづくりの窓口が必要です。・区は行政の内部組織となっています。2004年の「地方自治法」の改正により、地域協議会の芽は出始めています。
●左京区南部地域の今後と運動上の課題としては、区役所移転問題を住民のためになるようにする機会に。身近で役立つ区役所に。岩倉出張所を廃止すると、現在は3万人の人が利用しています。この人が全部松ヶ崎に押し寄せます。松ヶ崎の人が現在どれくらい利用しているか知りませんが、松ヶ崎に多くの人が押しかけることになります。区役所機能は分散した方が良い。どのように住民が利用しやすい建物にするか。公共交通機関に関しては区長に権限はありません。こういうまちづくりを声として突き詰める必要がある。岩倉、松ヶ崎との連携も必要です。吉田のまちづくりは、左京区南部の問題としても取り上げる必要があります。

○「これから、討論を行います。」。

○「松ヶ崎の会の者です。今日は吉田の人を励ましに来ました。松ヶ崎の新庁舎の近くに住んでいます。今日は時間がなくてタクシーで来ました。980円掛かりました。往復2000円掛かります。京都市の基本計画の人数の数字がおかしい(施設の利用状況は、区役所は、住民票証明件数より、約88,191人/年。保健所は、検診受診者より、約25,191人/年)ので、区役所と保健所に質問をしていました。昨日、区役所が返事をくれました。区役所の年間の利用者数は、30万6432人です。これは事務処理件数です。来庁者はもっと多い数です。市民課に24万6754人、税金課に4142人、福祉課に5万5494人です。これだけの人が松ヶ崎に来ることになります。区役所の開庁日で割ると、1日に1250人となります。多い日には、1500-2000人となるでしょう。松ヶ崎の世帯数は、4000くらいです。岩倉も廃止すると、3万人の人も来ます。これだけの人が松ヶ崎に来るとどうなるのか。市会の各派に近々公開質問状出す予定です。保健所の人数が入ると、さらに増えます。工繊大で2000人、簡保で1000人です。松ヶ崎では、今でも昼間は車道を歩いています。昼間人口がもっと増えると大変なことになります。交通安全、防犯などでも問題です。そのためにも吉田の人に頑張ってほしい。岩倉の人にも頑張ってほしいです。」
○「社会保険事務所が鞍馬口に移り、職安は西陣に移りました。松ヶ崎の計画は中途半端でダメだと思います。保健所に赤ん坊を連れて行けますか。今の保健所はゴミ置き場です。年金も丸太町で取り扱っていたのに、北へ移ってしまいました。」
○「何故保健所を一緒にするのかと質問したら、区長の権限を及ばすためとのことでした。伏見区の支所でも保健所支所があります。」。「左京保健所は機能していない。印刷物の物置です。」。
○「市会議員です。自民党の議員は仕方がない。民主党の議員は跡地をどうするか。公明党には聞いていない。交通アクセスが検討課題。質問しても路線図も作っていない。交通局は、要望は聞いている。個別的に住民の意見を聞いているようである。」
○「ここに区役所がなくなると困る。もう少し運動を広げるメドがあるのか。福祉事務所か移ると、タクシーで2000円掛かる。高齢者の人に付いても行けない。福祉事務所は残してほしい。高齢になって大変である。どんなことしても支所は残してほしい。区役所が居てほしい。」。
○「松ヶ崎の者です。京大の留学生の人が来にくいと思います。保健所の乳幼児健診には来れないと思います。防災は、大変なことになります。区役所に聞くと、自主的にやってほしいとのことでした。これも公開質問状に入れようと思っています。吉田の人達に頑張ってほしいです。」
「岩倉の会から来ました。岩倉では春に考える会を創りました。吉田で区役所を残してもらうのが一番良いです。一極集中のやり方は困ります。吉田で頑張ってほしい。岩倉は岩倉で頑張ります。吉田と連携して運動をやりたいと思っています。」
○「カンパの訴えを致します。今日が一番励まされました。松ヶ崎や岩倉の人達に励まされました。岩倉のように「会」をキチンと立ち上げないで、全戸配布や学習会などを行って来ました。また、カンパをお願いします。」

●「松田さんに、まとめの挨拶をお願いします。」。
 「「会」を立ち上げてから、区役所を残してほしいと松ヶ崎に持って行くとのせめぎ合いになって来ました。本当に我々の使いやすい区役所をどうして作るのか。
区役所の前で署名を取っている時、区役所の幹部が飛んで来ました。区役所の人に対して、窓口に証明だけ取りに来る人だけではなく、相談に来る人もいることを訴えて行く必要があります。
アンケートの結果を上に報告しなければならないそうです。地域の声をもっと大きくして行きたい。
右京区役所の跡地問題では、地元の商店街の人達が集まって大きな働きをしたそうです。しかし、吉田には商店街がありません。それを克服して、ニュースなども貼ってほしい。
 役所の人も動かすような運動もして行きたいと思っています。色々な意見もドンドンと出して行きたい。
 新しい署名も始めるかも知れません。今日の感想を書いて提出して下さい。有難うございました。」。
 「本日頂いたカンパは、7591円ありました。有難うございました。これでシンポジウムを終わります。」。

2008年6月23日 区役所建設予定地まで自転車とバスで

2008年06月23日

現区役所前を出発し、バスチームと自転車チームに分かれて建設予定地まで向かいました。
バス停まで歩き、206号系統に乗車し、下鴨高木町で下車し、予定地まで歩くこと10分。高齢者なら倍くらいはかかりそう。しかも歩道のアップダウンが多く、大変です。
自転車は、下賀茂神社横から北へ向かいましたが、南行の車が多く危ない。20分で着きました。
 帰りは、橋が予定されている高野川方面から川端を下がりましたが、ここも狭い歩道で車が多く、時間もかかり危ないものでした。