仮処分の決定が確定したもとで、梅雨を前に、木が切られた半鐘山の雨水が住宅地に流れ込むことを防ぐために、住民で相談し、対策を京都市に求めるために市役所を訪れました。
山の表面を覆っているビニールシートは、一部破損したり、伐採した木が腐食し危険なこと、さらには雨水対策が不十分なことから、抜本的な対応を求めました。
市役所では開発指導課が応対。住民12人と加藤市議、そして僕が出席。
京都市は「業者に伝える」とのお役所的対応でしたが、受け取った限りは住民の安全を守るために対応させるよう、今後も働きかけたい。
また、午後からは半鐘山裁判の開発業者に対する証人尋問が行われ、傍聴しました。
業者の証言・反論は、本人の専門的知見ではないことは明白で、いかに反論の根拠が薄いかが浮き彫りになりました。しかも、住民代理による質問で「開発審査会の付言で、今後は住民説明を十分行うこととあるが、仮処分決定がでる直前の平成15年12月に急遽工事を再開したとき、住民説明をしたのか」との問いに、「記憶にない」と肝心なことは忘れたと述べたとおり誠実さを欠いたものでした。一方、「現計画どうりに開発計画を行う意思はない」と述べるなど、追い詰められている様子が伺えました。
いよいよ裁判も大詰めです。
←写真は京都市に共同代表が書面で申し入れる様子
2005年5月18日 京都市申し入れ 裁判最終承認尋問
更新日:2005-05-18 | 半鐘山を守る闘い