最初に向かった寺内第二応急仮設住宅は、当初大手の会社が建てた仮設に比べ比較的建物がしっかりしていました。
各世帯に訪問し、山形のお米や徳島のすだち、千葉の梨を届けて、お話を聞きました。お米は本当に喜ばれて、中でも関西より西の地域のお米が喜ばれました。やはり、放射能の影響を心配されてのことだと思います。
「家は全部流されて、ご近所さんも、ほとんど亡くなった。」「家をなくした上に、昨年末に、仮設で夫が病気で亡くなって、さびしい」「原発事故がなかったら、家にもどって後片づけでもするけれど、いつもどれるか、わからんから。」などなど、生々しいお話をたくさん伺いました。でも、「若いのに、エライね」「仮設ではあんまり知り合いがいないから、こうして聞いてくれるだけでも、話せるだけでも、本当にうれしいよ」とおっしゃっていただき、わが子もホッとした様子でした。
それぞれ、じっくりお話をしていただいたので、実際僕たちのグループが回れたのは、半日で5軒。訪問後、団地集会所をお借りして、それぞれグループの報告、課題の整理をした上で、京都からこの一年間、ボランティアセンターに常駐されている宮前さんからお話を聞きました。
寺内第二応急仮設住宅に訪問
更新日:2012-08-31 | 南相馬市へボランティアに