日本共産党京都府会議員団事務局の岡部です。
日本共産党府会議員団は、府民の声にしっかりと耳を傾け、実態を調査し、何が問題か、どういう施策が必要か議論し、府民と共同して運動を組織、運動とむすんで議会論戦を行うという活動をしています。
梅木紀秀議員は副団長として、光永敦彦議員は幹事長として11人の議員を束ね、府民の要求実現のための活動をすすめる要として大きな役割をはたしておられます。左京区の日本共産党の府会2議席は、左京区民はもちろん、京都府民にとってかけがえのない議席です。
たとえ定数が4に減らされても、梅木さん、光永さんの議席を勝ち取ることは府民に対する責任だと思って、私は毎日活動しています。ぜひ、みなさんのあらゆるつながりを活かして支持・協力を拡げてください。心からお願いします。
先ほど、江上さんから「私立高校授業料無償化」の制度改善を実現したお話がありましたが、日本共産党府会議員団は「絶対にあきらめない」んです。
私からも、短期間でしたが絶対にあきらめず、知事を動かした府会議員団の実績を紹介させていただきます。
知事選挙直前の秋、長引く不況にリーマンショックが拍車をかけ、とりわけ丹後では機械金属の仕事がなくなり地域経済が大きく落ち込みました。
その年、京丹後市では、中学3年生が前年と比べ93人増えているのに、公立高校の定員は20人分しか増えず、110人が公立高校へ入れないことから、子どもたちは進路に悩み、保護者にも不安が広がっていました。
京丹後市には私学の高校がなく、公立高校に入れない子どもは、宮津市や福知山市、兵庫県の私学へ行かなければなりません。学費も高く、通学費や下宿代もかかるため、子どもたちは「不況のもとで、親に負担はかけられない」「落ちたら来年また公立を受けるから、私学の併願はしない」と言いながら、不安で、親にかくれて泣いていました。そんな子どもたちの姿を見て、丹後の3人のお母さん方から「私たち親は、子どもに、ただ『がんばれ』と言うしかできないのでしょうか」と相談が寄せられました。
光永議員は、12月、雪の積もる丹後へ行き、お母さん方や先生方から話を聞いて、「今からでも、定員を増やすよう府教育委員会へ求めていきましょう。私たちも議会でお母さん方の声や丹後の経済状況、子どもたちのおかれている状況を取り上げ、定員増を求めます」とお母さん方を励ましました。
私はその場にいましたが、正直「今から定員を増やすなんてできるのか?すごいこと言うなあ」と驚きましたが、そこから丹後の3人のお母さんの運動がスタートしました。
お母さん方は3時間かけて、府庁に要請にこられ、直接くらしの実態を訴えました。また、府会議員団と連携して、丹後広域振興局や京丹後市にも「緊急経済対策として定員を増やすよう」知事に要請するよう働きかけました。3人のお母さんから始まった運動が、多くのお母さん方の「知事へのメール運動」に広がり、知事を動かし、受験直前の2月議会で教育長に「経済状況の急激な悪化も見られる中で、定員以上に合格させることも含め柔軟な対応を行う」と答弁させました。
高校入試の結果16人の子どもが定員をこえて合格し、分校で二次募集が実施され6人の子どもが合格しました。
また、梅木議員が予算委員会で「経済的理由で高校へ行けない子どもがでないように、私学も無償化制度を」と求めてきたことも、丹後の運動とあいまって実現しました。
受験を終えた15歳の女の子から府会議員団に手紙が届きました。
「三月十七日に丹後通学圏の高校で、合計十六人の生徒が定員以上に合格となりました。
その裏には一生懸命になって私達の為に動いてくれた人々がいます。誰かが動けば、何かが変わる。それがいつしか大きな動きとなり社会をも動かす。今回は府の教育委員会を動かしました。とても大切なことを教えられたと思います。」
みなさんかたも要求運動のお話がありましたが、住民の願い実現へ、私たちの「絶対にあきらめない」がんばりで、必ず左京区の日本共産党の府会2議席、市会3議席、勝ち抜くためにがんばりましょう。