原発事故さえなかったら、もっと命が救えた

あと一週間後に住む予定となっていた新築の家が、津波で浮いて、家の向きがかわってしまったり、海岸沿いから家が流されてきて、一階がなくなり二階部分のみ、まるでこれまでからあった平屋のように道沿いに残っていたり・・・と生々しい話をたくさんお聞きしました。
「津波の後、まだ生存している人もいた。助けに来るから頑張れって言ってたら、原発事故で避難指示がでてしまった。原発事故さえなかったら、助けられた命がもっとあったのに」―胸につきささりました。
 その日の感想がボランティアセンター発行ニュースに掲載されました。
【この日の最年少は、お父さんといっしょに参加した京都の中学3年生です。「少し涙が出るくらい震災当時の大変だったことを聞きました。『話すだけでうれしい』と言われ、ボランティアしてよかったと思いました」と感想をのべています。】

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