こんにちは、第二中央の三島です。
私は、この一週間、宮城県塩竈市にある坂総合病院というところへ行き、塩竈市とお隣の多賀城市で医療支援を行い、11時間かけて昨日帰ってきました。
塩竈市そして隣の多賀城市も、やはり地震と津波の被害が甚大で、現在でもライフラインが復旧していない所が多く、合わせて3、40カ所の避難所でたくさんの方が避難生活を送っておられます。
私が院長の門先生と一緒に支援に入った多賀城市の小学校では、生後たった2か月の赤ちゃんからお年寄りまで260人あまりの方が、寒い体育館で生活されていました。プライバシーを守るものも無く、お風呂にも入れず、冷たい床の上での生活が、もう二週間も続いています。
足が痛いと訴える82歳のおばあちゃんは、津波に襲われたとき、とにかく泳いで助かったと言います。82歳です。
いろいろ具合が悪いと訴える女性は、寒い中を濡れた体で7時間、歩道橋の上で救助を待ちました。
80代のおじいちゃんは、多賀城市より北の方にある女川町に住んでいましたが、津波で家が流され着の身着のままでヘリコプターで救助され、息子がいる多賀城市までやってきました。しかし体育館での避難所生活を余儀なくされ、もともとあった認知症の症状が悪化し、夜になると表情が変わり意味不明の事を言い出すような、せん妄状態が出ていました。息子さんは、他人の方と暮らしている体育館で、おじいちゃんが何か危害を加えたりしないか心配でなかなか眠れないと訴えます。
生後二か月の赤ちゃんは、当然お風呂に入れません。粉ミルクも、普段使っていたモノが無くなったら、アレルギー用の粉ミルクしか配給がなく、味が違うので嫌がって飲んでくれないと、ご家族の方が心配されていました。私も母親なので、赤ちゃんのお母さんの気持ちを思うと涙がでてきます。
そんな中、東京で「今回の震災は天罰だ」と言った人が選挙に出ようとしていたり、大阪では「震災は大阪にとって天の恵み」と言った人が出馬しようとしています。京都では福祉の言葉は使わないと言っている政党があります。
今回の選挙、本当に私たちの命を守ってくれる政党はどこでしょうか。大企業優政治を転換しよう、アメリカへの思いやり予算を削れ、不要な大型公共事業や原発推進事業をやめよ、政党助成金はやめよ、そして、これらのお金や、大企業がため込んでいる巨額の内部留保金を被災地の復興にまわせと堂々と訴えることができるのは、住民の命と暮らしを守り、苦難に寄り添うことが立党の精神である日本共産党しかないのではないでしょうか。
私は、被災地に実際に足を運んでみて、改めてこの事を強く感じています。
皆さんの大きなご支援を日本共産党みつなが敦彦さんへとお寄せいただきますよう、私からもお願いして、訴えとします。ありがとうございました。
被災地支援にいって
更新日:2011-03-20 | みつながを語る